ブラック企業くたばれ
と、ブラック企業に勤める多くの方はお思いではないでしょうか。
かくいう菅生(すごう)も、昔はブラック企業に勤めていました。
叱責や暴力などのパワハラ、
長時間労働に見合わない安月給、
疲れ切って真冬の寒空の中で気絶・・・
などの経験をしてきました。
現在こそ、
上場企業で管理職に就き、それなりの生活をしている菅生ですが、
その始まりはほかならぬブラック企業でした。
当時はいろいろと思うことがありましたが、いまなら断言できます。
ブラック企業に勤めていて、
その仕事や会社が好きならまだともかく、
そうでないなら即転職すべきです。
本記事は、菅生のブラック企業体験談のまとめや、
昔を振り返って思うことを書き記していきます。
ブラック企業転職のススメ
ブラック企業から転職すべき理由や、
ブラック企業にありがちな特徴を、実体験をもとにまとめています。
出来るだけ楽しくお読みいただけるよう、
全体的にコメディ色を強めに書いておりますが、
実際の職場は戦場そのものでした。
詳細に関しましては、各記事をご覧いただけますと幸いです。
内定後から入社前の段階で怪しい香りがします
菅生は気がつくことが出来ませんでしたが、
ブラック企業は入社するまでの準備期間の時点で、普通ではないことが起こりえます。
例えば、入社前に強制的に研修、一人暮らしの強制、そして家が決まった後に寮生活を強制、
これらを後出しで知らせてくる企業は注意です。
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入社初日からパワハラがあったりします
ブラック企業は各種ハラスメントが大好物です。
それはもちろん、入社初日の新入社員に対しても行われます。
ちなみに菅生のが勤めていたA社では、入社数分で被害者が20名ほど出ました。
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新入社員研修は怒声と暴言の嵐です
ブラック企業は大声を張り上げるのが大好きです。
入社した新卒がまず教わるのは、怒声による挨拶と、社長の暴言への耐性作りです。
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1日15時間の労働が待ってます
ブラック企業の1日は長いです。
なぜなら、労働基準法を無視した労働が行われるからです。
もっとも、1日15時間で済むなら、まだマシかもしれませんが。
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魚20キロ担いで電車に乗ります
ブラック企業は意味不明な指示が飛んできます。
魚20キロ担いで電車に乗れという指示があった場合、
その会社はブラック企業である可能性が高いです。
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公休を犠牲に夏は海に強制連行されます
ブラック企業はイベントが大好きです。
求人には「アットホーム」とよく見かけたりしますが、
その表現に嘘はなく、公休を犠牲に社内イベントが行われます。
「俺たちは家族」なのだから、公休にみんなで遊ぶのは当然のことなのです。
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独立支援制度を利用すると、人生が破滅します
社内制度の一つとして、
独立支援制度を用意している会社がありますが、
ブラック企業のそれは人生の破滅へのパスポートです。
美味い話には裏があると言いますので気を付けましょう。
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ブラック企業と縁のない人生にするために
ここまで、菅生のブラック企業体験についてざっとまとめました。
各記事もご覧いただいた方なら共感いただけると思いますが、
ブラック企業とは関わらない人生を送るのがベストです。
菅生は一時的にブラック企業と関わる人生を送ってしまいましたが、
その結果としてわかったことがあります。
それは「ブラック企業を避ける」ということは、意識すれば可能だということです。
ブラック企業に入社しない、ブラック企業から抜け出す方法など、、
菅生の体験談をもとにまとめます。
退職代行サービスはブラック企業被害者の強い味方
どんなに気を付けて就職活動しても、
会社の実態は入社してみないとわかりません。
運悪く、素晴らしいと思っていた会社が、
実際に入社してみたらブラック企業である可能性もあります。A社のようにね。
そして、ブラック企業はとても頑強な奴隷包囲網を敷いているので、
簡単には辞められなかったりします。
そんな時、頼れるのが退職代行サービスです。
退職代行を使えば、確実かつスピーディーにブラック企業を去ることが出来ます。
菅生の体験談から、最も良さそうな退職代行業者は「オイトマ」さんです。
![](https://iamshachiku.com/wp-content/uploads/2021/12/FullSizeRender-160x90.jpeg)
ブラック企業からはさっさと抜け出そう!
現在ブラック企業に勤めている方は、
冒頭でも触れましたが、早急に転職することをお勧めします。
もちろん、過酷な労働環境だったり、低賃金だったとしても、
楽しめたり、満足いく仕事であるなら、それはそれでいいと思います。
ただ、毎日が辛かったり、愚痴をこぼすような日々を送っているのであれば、
そこに勤め続けるのは時間の無駄です。
そうは言っても、転職しづらい、という方も多いかと思います。
菅生もブラック企業出身ですので、気持ちはよくわかります。
転職しようにも、凄まじい恫喝と妨害に遭ったり、
また、ブラック企業という組織に対抗しようとするためか、
横の人間関係のつながりが強かったりするため、
辞めると言いづらかったり、むしろその人間関係が絶妙に心地よかったりしますね。
ですが、自分がどういう人生を送りたいか、と考えたとき、
心身ともに健康に、家族とともに文化的な生活を送り、
そして堅実に資産を蓄えて豊かな老後を送りたい・・・
そのような結論になる場合は、やはりブラック企業からは去るべきです。
迷っている間にも、時間は過ぎていきます。
会社の妨害は怖いかもしれませんが、そこは戦いましょう。
会社にどう思われたっていいのです、
なぜなら、辞めればもう二度と会わない連中なのですから。
心地いい人間関係だって、本当に強い絆ができているのであれば、
転職したくらいでは、その縁は切れません。
ですが、消費した時間はどうやっても取り戻せませんし、
行動が遅れて歳をとるほど、リカバーは難しくなります。
人間関係を理由にした転職は考え直した方が良い
体験談その4の記事にて、
菅生の動機は半年間で半分ほどまで減ってしまったというくだりを載せました。
基本的には15-23時勤務で、
菅生や大卒Kと比べたら労働時間的には楽だったはずですが、
やはり各店舗の店長とそりが合わないなどの人間関係が理由のようでした。
確かに、
別記事に登場する池袋店長を見ていると、その気持ちはわかります。
菅生の場合は調布店長や所沢店長など、
良い人に恵まれたおかげで続いたといっても過言ではありません。
もっとも、人間関係による職場の不満は、ブラック企業に限った話ではありません。
現在、ホワイト企業に勤めている菅生ですが、
やはり周囲では人間関係の不満や愚痴を聞いたりします。
こればかりは運も絡む話なので何とも言いづらいものはありますが、
個人的には、人間関係を理由に転職はおすすめしません。
なぜなら、既に述べましたが、
人間関係の問題はどこに行っても発生します。
ですので、人間関係が嫌で転職するくらいなら、
周囲の中から頭一つ抜けて出世した方が、
平社員としての人間関係の悩みからはいくらか解放されます。
そして自分が管理職になり、せめて自分が管理する組織だけでも、
働きやすい環境を整備するという方が、
自分にとっても、周囲にとっても、会社にとっても良いのではないか、
と菅生は思っています。
1日15時間労働で得た月収は○○万円
ただ、人間関係とかとは別で、
健康に支障が出るような過酷すぎる環境だったり、
給料が安すぎるという場合は、転職をおすすめします。
ちなみに、体験談その4に記載しました通り、
菅生はA社のOJT期間中、毎日15時間労働でした。
月間の労働時間は以下の通りです。
- 5~6月:330時間
- 7~8月:345時間
- 9月:360時間
※休憩時間は除きます
仮に時給1,000円のバイトだとしたら、
単純計算で月収33~36万円ですね。
では、正社員として働いていた当時の菅生はどうだったというと、
もちろんそんなにもらっていません。
菅生の給与は、
額面の給料が220,800円、
手取りで18万円ちょっとでした。
時給にすると600円ちょいです。
この22万円という給料だけは、会社説明会のとおりです。
他は嘘まみれなのに。
ちなみに、他の店舗で15-23時のOJTを行っていた大卒たちも同額の給与。
つまり菅生と大卒Kは一日7時間分がタダ働きです。
それもそのはず、カラクリは給与の内訳にあります。
A社の大卒初任給220,800円の内訳は、
- 基本給:154,800円
- みなし残業代:46,000円
- 家賃手当:20,000円
詳細には覚えていないのですが、こんな感じでした。
この「みなし残業代」が厄介で、
A社の場合はあらかじめ35時間ほどの残業が発生することを前提に、
給与に35時間分の残業代が含まれていたのです。
そしてA社の主張としては、
35時間以上残業するのは本人の仕事の仕方の問題、
だからそれ以上は支給しないし、勤務時間にも含まない、とのことです。
ちなみに菅生と大卒Kは1日7時間が残業時間相当だったので、
出勤25日だとすると7時間×25日=175時間、
みなし残業時間が35時間なので140時間がタダ働き分でした。
時給1,000円だとしても、毎月14万円分の時間を無駄にしました。
これから就職活動を始める学生の方は、
いま挙げたことは注意していただければと思います。
本当は基本給は低いのに、
みなし残業や〇〇手当などでカサ増ししている会社ではなく、
基本給をしっかり記載している会社かどうか見ましょう。
というのも、基本給の額を基にボーナスの金額も決まってしまいます。
基本給が低いということは、ボーナスも低くなる可能性があるので、
会社説明会などでは聞きにくいかもしれませんが、
この点は必ず確認することをお勧めします。
勤め人の年収は属する業界に依存する
また、現在勤めている会社の給料が安い、
と悩んでいる方も、早々に転職をお勧めします。
というのも、勤め人の収入なんて勤め先や属している業界で全て決まります。
例えば、
菅生は飲食業界のA社から、
金融業界の上場企業に転職しましたが、
A社で虎の営業本部長クラスと、
現在勤めている会社の平社員が同水準の給料だったりします。(これ事実です)
ですので、A社に勤めていて給料を上げたいなんて思っても、無理なのです。
死ぬほど苦労して営業本部長クラスまで上りつめて、ようやく金融上場企業の平社員クラス。
それなら、最初から転職してしまった方が、
時間を無駄にすることなく、且つ確実に給料を上げることが出来ます。
頑張ってサービス残業して、なんとか出世できたとしても、
他の業界を見たら平社員クラスの給料・・・なんて、悲しすぎますね。
ですので菅生や大卒Kのように、サービス残業当たり前のような環境は、
即脱出しましょう。時間を無駄にすることが何よりももったいないです。
菅生が実際にA社から転職した際の話や、
現在の菅生の勤め先や年収などの話は、
もう少し先のお話として、追って記事にしたいと思います。
まとめ:就職活動の際は、ちゃんと周囲に相談しよう!
長々と書いてしまいまして、
いったいどれだけの方がここまでお読みいただいているかわかりませんが、
いま就職活動中の方に菅生からお伝えしたいのは、
ちゃんと周囲の人に相談しながら進路を決めましょう、ということです。
例えばですが、もし今、大学生から就活の相談を受けたとしたら、
以下のようなことを問うと思います。
- 本当に自分がやりたいことなのか
- 「やりたい」という自分本位だけでなく、その会社に貢献したいと思えるのか
- その会社を通じて、どのように社会に貢献したいのか、または、貢献が見込めるのか
菅生の場合は、
自分のやりたいことが先行しすぎた&単純にアホだったため、
自分を客観視することが出来ず、A社に勤めるべきか否かの適性を見誤りました。
就活に限らずなんでもそうですが、自分本位になってしまっては、いい結果は出ません。
ただ、社会経験のない大学生・高校生にこの判断は難しいものでもあります。
ですので、親や兄弟など、信用できる身近な社会人に良く相談することが、
満足いく就職活動の実現につながります。
周囲に頼れる人がいない場合は、
就職エージェントを利用するのもアリです。
菅生は転職の際にエージェントを使った経験がありますが、
新卒の就職活動の時に使いたかったと、かなり後悔しました。
就活時にエージェントを使っていたら、
きっと菅生はA社の被害に遭わなったことでしょう。
また、現在進行形でブラック企業に勤めている方は、
繰り返しになりますが、今の仕事や会社が好きで勤めているならともかく、
そうでないなら早めの転職をおすすめします。
でも、自分なんかが転職できると思えない、
そう思われるかもしれませんが、そこは転職エージェントに相談しましょう。
特に、20代でしたら第二新卒として、転職には有利です。
何せ8流大学卒で飲食店出身の菅生ですら、現在は金融業界で管理職を務めています。
菅生の場合はリクルートエージェントさんにお力添えいただき、本当に感謝しています。
【第二新卒の転職相談をしてみる】また、どうしても退職を言い出しにくい、
または退職させてもらえないような状況であれば、既出のとおり退職代行を使うのも手です。
せっかくブラック企業から抜け出そうとしているのに、
抜け出すことが出来ずに前に進めないのはもったいないですしね。
きっと、前向きに頑張ろうとしている方の力強い後押しになってくれるはずです。
そのターニングポイントとなったのは、間違いなくブラック企業からの脱出、
そしてご尽力いただいた転職エージェントのおかげです。
今回の記事をきっかけに、一人でも多くの方が、
ブラック企業の被害から救われれば嬉しいです。
【若いうちから投資の勉強をしておくと差がつきます】
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