つみたてNISAってどうやって始めるの?
興味はあるけど、始め方がわからない、
そんな方向けに、SBI証券での口座開設の流れをご説明します。
本記事は
- 投資未経験者の方
- 投資を始めようと思っているけど、どの証券会社が良いのかわからない
- 証券口座の解説って複雑で難しいイメージがある
という方向けに、菅生の実体験を交えてお話しします。
この記事の1文まとめ
・開設申し込み自体はカンタン、本人確認書類の提出がちょっと複雑
これまで、つみたてNISAや、投資に関する記事をいくつか書いてまいりました。
私なりに、つみたてNISAがどういうものであるか、
実践してみるとどういったイメージで運用されるのか、
といったことを、極力わかりやすくお話させていただいたつもりです。
しかし、私の経験則では、投資を始めるにあたり「証券口座の開設」という行為が、
実は初心者にとって、もっとも高いハードルになります。
おそらく、理由はこんな感じです。
- どの証券会社を選べばいいかわからない
- 口座開設の手続きが煩雑すぎてめんどくさい
本記事では、後者の口座開設の手続きについて、
画像を用いながらご説明してまいります。
なお、この記事を書いている菅生は、金融業界に9年勤め、本職は財務経理です。
そのため証券×税務の分野には知見がありますので、ご安心いただければ幸いです。
SBI証券で口座開設してみよう!
今回は、SBI証券での口座開設の流れをご説明します。
以前、証券会社の選び方に関する記事を書きましたが、
菅生のおすすめの証券会社の一つがSBI証券です。
SBI証券の主な特徴は以下の通りです。
- 手数料が安い(100万円までなら無料)
- 100円から投資可能
- ネット証券最大手
- 口座開設数業界No.1
- かんたん積立アプリが便利
手数料が非常に安いことで有名で、かつ100円という超少額から投資を体験できます。
また、20年超という業歴があり、ネット証券業界では最大手で、
証券口座開設数も業界No.1の、まさに証券業界のトップランナーです。
あと、菅生自身が長年SBI証券を利用しており、
自身の体験から、おすすめするに値する証券会社であると感じているので、
今回、口座開設のご説明サンプルとして選定いたしました。
SBI証券口座開設の流れ
PCで口座開設する場合の流れです。
SBI証券のHPから「口座開設にすすむ」ボタンを押しましょう。
次に、メールアドレスを入力します。入力したら「メールを送信」しましょう。
SBI証券からメールが届いたら、6桁の認証コードをチェックしましょう。
さきほどチェックした認証コードを入力し「次へ」
お客様情報を入力しましょう。まずは居住国から始まり、全14項目を入力することになります。この時、入力間違いなどがあると手続きのやり直しになるので注意しましょう。
なお、お客様情報の入力と併せて、いくつかの選択肢があります。
投資初心者の方は躓いてしまうかもしれませんので、
カンタンにポイントを解説いたします。
【口座種別の選択】
次の3つから選択することになります。
- SBIにお任せ(特定口座 源泉徴収あり)
- 自分で申告する(特定口座 源泉徴収なし)
- 自分で計算、申告する(一般口座)
結論から言えば「SBIにお任せ(特定口座 源泉徴収あり)」がおすすめです。
特定口座とは何かというと、
証券会社側で売却の損益を計算してくれる口座のことです。
かつ、源泉徴収ありの場合は、
税金の計算・納付も行ってくれるため、確定申告が不要になります。
源泉徴収なしの場合は、
売却の損益をもとに、自身で税額を計算し、確定申告をする必要があります。
一般口座の場合は、
売却の損益計算、税額の計算、確定申告などすべて自分で行う必要があります。
【NISAの選択】
次の3つから選択することになります。
- つみたてNISAに申し込む
- NISAに申し込む
- 申し込まない。
お好みですが、菅生は「つみたてNISAに申し込む」をおすすめします。
ちなみに、つみたてNISAとNISAは似ていますが、全く別物です。
ざっくり違いを挙げると以下の通りです。
【つみたてNISA】
- 年間40万円までの運用が非課税になる。期間は20年。
【NISA】
- 年間120万円までの運用が非課税になる。期間は5年。
【つみたてNISAについてはこちらの記事でご説明しております】
【住信SBIネット銀行 口座開設同時申し込みの選択】
これはそのままの通りですが、
証券口座と併せて銀行口座の開設も行うかどうかの選択です。
必要なければ開設しなくてもいいと思いますが、
SBI証券と住信SBIネット銀行は同じSBIグループが運営していることもあり、
両社の連携が抜群です。
特に「ハイブリット預金」が便利なので、
SBI証券を使うのであれば、住信SBIネット銀行の口座も持っていて損はありません。
規約の確認をします。PDFを開いてしっかりチェックしましょう。
口座開設のための書類のやり取りを「ネットで行う」か「郵送で行う」かどちらかを選びます。ネットの方に「おすすめ」とありますが、菅生もネットがおすすめです。手間がかからないことと、口座開設までの時間も短く済むからです。
ここまできたら申し込みは完了です。画面上に表示されているユーザーネームとログインパスワードを控えましょう。
申し込み後は「本人確認」と言って、いま申し込みを行っている人が本当に本人かどうか確認するための手続きが必要になります。先ほど控えたユーザーネームとログインパスワードを用いてログインしましょう。
ログイン後「本人確認書類の提出」に進みましょう
本人確認書類提出の流れ
本人確認書類の提出には、いくつかのパターンがあります。
【一番ラクなパターン】
- マイナンバーカードを持っている
- スマホで撮影ができる
この場合、
マイナンバーカードをスマホで撮影すれば、本人確認書類の提出は完了です。
最短で翌営業日には取引が可能になります。
【次にラクなパターン】
- マイナンバーカードを持っていない
- 本人確認書類を2種類以上持っている
- スマホで撮影ができる
この場合は、
2種類の本人確認書類(運転免許証+保険証など)をスマホで撮影すれば、
本人確認書類の提出は完了です。
こちらも、最短で翌営業日に取引が可能になります。
【スマホで撮影ができないパターン】
【過去に撮影した本人確認書類を使いたいパターン】
これらの場合、ブラウザ上からアップロードするか、
郵送にて本人確認書類を提出する必要があります。
この場合は、提出した書類の審査完了後、自宅に書類が送られてきます。
転送不要の本人限定受取郵便ですので、確実に受け取るようにしましょう。
基本的には、スマホで撮影するのが最も手軽で、且つ確実です。
なお、必要書類などを図でまとめると以下の通りです。
【その場で撮影する場合】
【過去に撮影した画像を使う場合または郵送で提出する場合】
なお、スマホで撮影のやり方は、
SBI証券公式の説明動画がわかりやすいので、
そちらもご参照ください。
まとめ
- 口座開設は複雑そう、という先入観は捨てよう
- 特定口座の源泉徴収ありで開設しよう
- 併せて、つみたてNISAと住信SBIネット銀行の申し込みがおすすめ
- 本人確認書類の提出はやや複雑なので注意
なるべくカンタンに、
わかりやすくご説明したつもりですが、いかがでしたでしょうか。
口座開設というよりも、本人確認書類の提出の方が複雑で、
かつ、自身の情報をネット上でやり取りすることに抵抗のある方もいるかもしれません。
その場合は、さらに煩雑になってしまいますが、郵送でやり取りしましょう。
それでは。
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