老後の生活が不安!
という人が多いかと思います。私を含め。
金融庁が発した「老後2,000万円問題」以降、
特にこういった声が多く上がっていると思います。
その対策のため、老後を見据えた資産形成の手段として
つみたてNISAを始める人が増えています。
でも、
「つみたてNISAって何?」
「どういうものかよくわからないので怖くて始められない」
という方も多いかと思います。
なぜ怖く感じるかというと、「知らない」からです!
人は「知らないこと」に対して、
不安だったり怖かったり感じます。
投資も同じで、よくわからないうちは、
怖さや怪しさが勝ってしまい、行動に移せません。
本記事では、実際につみたてNISAを行っており、
且つ収益率30%超を実現している菅生のおすすめの書籍をご紹介いたします。
今回ご紹介する書籍は次の3冊です。
【 ウォール街のランダムウォーカー 株式投資の不滅の真理 】
【 アメリカの高校生が学んでいるお金の教科書 FINANCIAL LITERACY FOR MILLENNIALS 】
つみたてNISAを始めたいけれど、一歩が踏み出せないという方にとって
参考になれば幸いです。
なお、この記事を書いている菅生は、金融業界に9年勤め、本職は財務経理です。
そのため証券×税務の分野には知見がありますので、ご安心いただければ幸いです。
【つみたてNISAの概要から実際に商品を購入するまでの入門講座です】
つみたてNISAの勉強=長期投資の勉強です
つみたてNISAは税制度のことです。
詳細は下の記事にてご説明しておりますが、
つみたてNISAとは
「投資で儲けたお金に対する税金を非課税にできる」制度のことです。
制度上、年間40万円を上限に、
20年間コツコツ積み立てる運用となるため、
長い時間をかけて投資を行うことになります。
つまり、つみたてNISAで資産形成をしようと思ったら、
学ぶべきは長期投資の運用に係る分野となります。
収益率30%ってどういうこと?何%目指せばいいの?
本記事のタイトルにも記載しておりますが、
この記事の更新時点で、菅生はつみたてNISAの運用収益率30%超を実現しています。
この「収益率30%」がどの程度のものなのか、
投資初心者の方はピンとこないかもしれません。
参考に、収益率30%で20年運用するとどうなるか、
シミュレーションした結果、下の画像の通りです。
毎月33,333円の積立で、約5億円になってしまいました。
もちろん、こんなにうまくは行きません。
なぜなら、株式市場は上がったり下がったりを繰り返すものなので、
今はたまたま上がっていますが、いつかまた下がります。
ですので、もっと固めに、
収益率10%でシミュレーションしてみると、以下の通りです。
10%と仮定しても、毎月33,333円の積立で
最終的に約2,500万円の資産形成ができるという結果になりました。
しかも、つみたてNISAであれば税金もかかりませんので、
2,500万円丸々手元に入ります。老後2,000万円問題が解消しますね!
投資初心者へのおすすめ書籍
つみたてNISAを行うにあたりおすすめの書籍をご紹介します。
つみたてNISAは初心者の投資入門に適した制度ということもあり、
今回ご紹介する書籍は特に初心者の方におすすめとなっております。
ウォール街のランダムウォーカー 株式投資の不滅の真理(必読)
書籍のタイトルの通り、
株式投資の真理について書かれていると言っても過言ではない1冊で、
全ての投資家のバイブルになり得る書籍です。
初版は1973年で、長い間投資家の間で読まれ続け、
2021年現在では第12版として発売されています。
この本では一貫して「インデックス投資をしろ」という主張をしており、
序盤では株式市場などの歴史を、
中盤ではインデックス投資の有用性を、
終盤では投資のための心得について書かれています。
全512ページとボリュームのある内容ですが、
「インデックス投資」という軸が一切ブレていない点と、
歴史などの客観的な事実を背景に解説されている為、
投資初心者にも読みやすい作りになっています。
「アクティブファンドを買うことはサルにダーツをさせるようなもの」
とこき下ろすあたりは痛快です。
インデックス投資は、つみたてNISAのような、
長期的にコツコツ資産形成する手法と相性が抜群ということもあり、
本書はつみたてNISAを始めようと思っている方にはベストな書籍と言えます。
アメリカの高校生が学んでいるお金の教科書 FINANCIAL LITERACY FOR MILLENNIALS(推奨)
「お金とはなにか」と「ライフプラン」について学べます。
こちらは必読とまでは行きませんが、
「お金」をよく知るために手ごろな一冊となっており、
投資関係なくどんな方にもおすすめできる内容になっています。
投資とは何か、と言われたら、
「お金を増やすための手段」
という回答になるかと思います。
では、お金とは何か、と言われたら、
意外と答えに詰まる方も多いのではないでしょうか。
しかし、投資でお金を増やそうと思ったら、お金のことを知る必要があります。
数学のテストで良い点を取ろうと思ったら、
数学の勉強をしますね。
気になるあの娘と付き合いたいと思ったら、
その娘のことをよく知りたいと思いますよね。
それと同じで、お金を増やそうと思ったら、
お金のことをよく知る必要があります。
本書籍は、アメリカの高校生向けに書かれたお金の教科書です。
高校生向けなため、内容は非常に易しく、わかりやすい書き方になっています。
また、お金のことだけではなく、
就職・転職・企業、貯金や銀行、住宅ローンなどの借金など、
人生のイベントに影響する事柄についても解説されています。
つまり、お金のことを学び投資に活かすだけではなく、
ライフプランのヒントも得られる内容になっています。
なお1点だけ注意点があり、
本書籍はもともとアメリカ人向けに作られている関係で、
税制度や保険商品など、アメリカ国内向けの話もいくつか出てきます。
こういった話は日本では直接当てはまりませんが、
「お金」という本質的な部分は日本もアメリカも関係なく、
十分に役に立つ内容になっています。
なお、YuoTubeで有名な中田敦彦さんも
本書籍をお勧めしているとのことでした。
賢い投資家必読!株に強くなる本88(推奨)
投資の勉強にお勧めの本を解説している本です。
投資の勉強におすすめの本を紹介する本記事において、
この本を紹介するのはちょっとずるいですが、
投資の勉強のための本を一通り紹介している書籍が存在します。
「本を読むために本を読む」
といった感じで少し遠回りかもしれませんが、
逆に言えば、読むべき本に迷わずに済むとも言えます。
また、この本を1から10まで熟読する必要はありません。
目次をみれば、おすすめの書籍名が載っているため、
気になった書籍の項目だけ読み、その後実際にその本を購入して読む、
といった使い方もできます。
菅生はよく、
何か勉強しようと思ったとき、
どの本を読もうか迷って時間を使ってしまったりすることがあります。
投資の勉強の際は、たまたまこの本の存在を知り、
読む本に迷わず済み、時間を有効活用できました。
本を読むならKindleがおすすめです
菅生はKindle愛好家です。実際に体験したうえで、おすすめしています。
菅生は普段、Kindleを愛用しています。
紙の書籍も好きなのですが、
お風呂でも遠慮なく読める点や、
字の大きさを変えられる点などが便利で、
基本的にはKindleで本を読みます。
Kindleの良いところやイマイチなところをまとめた記事がありますので、
良ければご覧ください。
【おすすめモデル:Kindle Paperwhite 32GB 広告なし wifiモデル】
まとめ
菅生のおすすめの書籍についてご紹介いたしました。
もちろん、他にも良書がたくさんあるのですが、
今回ご紹介した2冊は、わかりやすい書き方で、
初心者にもとっつきやすいという理由で特におすすめです。
これから投資を始めようと思っている方は、
ぜひ読んでみてもらえると嬉しいです。
それでは。
【 ウォール街のランダムウォーカー 株式投資の不滅の真理 】
コメント