つみたてNISAなど、
コツコツと長期投資をやってみたい!
そんな方向けの注意点をご説明いたします。
本記事は
- つみたてNISAを始める前に、注意点があるなら教えてほしい
- 長期投資を行う際に気を付けるべきポイントは?
このようなお悩みをお持ちの方向けに、菅生の実体験を交えてお話します。
この記事の1文まとめ
・とにかくコストを抑えよう!
前回の記事にて、つみたてNISAの概要についてご説明いたしました。
今回は、実際につみたてNISAを始める前に、
あらかじめ意識しておきたい注意点についてお話いたします。
【前回の記事:つみたてNISAってなに?】

積立型の投資を行う際の注意点

とにかくコストの安い商品を選ぶ!
つみたてNISAに限らず、毎月決まった金額で機械的に購入するタイプの、
いわゆる積立型の投資というのは、長期投資を前提とするケースが多いです。
例えば、つみたてNISAであれば非課税運用期間は20年なので、
基本的には20年間という長い時間をかけて運用することになります。
参考:金融庁 つみたてNISAの概要
とにかくコストを抑える、少額でも20年積もるとバカにならない
大前提として、この「長期投資」をするにあたって、
必ず意識しなければならないこと、それは「コスト」です。
なぜならば、例え少額のコストであったとしても、
長期間発生すると、総額で見たときにバカにならない金額になります。
身近なもので例えると、毎月のスマホの通信料が
A社では、毎月5,000円、
B社では、毎月4,950円だとします。
この時、ひと月当たりのコスト差はわずか50円ですが、
20年スパンで考えると、コスト差は12,000円にもなります。
本記事では複雑な話は避けますが、
投資においてコストが増えるということは、元本が減るということにつながるため、
長期投資における重要な要素である「福利」にも大きく影響します。
とりあえず今回の記事においては、
とにかくコストを安い商品を選ぶ!
と覚えておいていただければと思います。
というか、安くて良い商品があれば、それがいいに決まってますしね。
コストは大きく分けて3種類
投資信託を購入する際、発生するコストは大きく分けて以下の3つです。
- 買付手数料(証券会社によっては販売手数料と表されます)
- 信託報酬
- 税金
このうち、税金につきましては、
前回の記事にてご説明しました通り、つみたてNISAなら非課税です!
長期投資に係るコストのうち一つが完全に解消できるという時点で、
つみたてNISAがいかに魅力か感じることができますね。
残り2つ、買付手数料と信託報酬について説明します。
買付手数料は無料のものを選ぶ
まず、買付手数料というのは、投資商品を購入する際に発生する手数料です。
またスマホで例えますと、ドコモショップとかで機種変更の手続きなどをすると、
事務手数料3,000円とか取られたりしますよね。あんな感じです。
投資商品を買う際も、手数料を取られたりしたのですが・・・
最近では、「ノーロード型」という買付手数料無料の商品がたくさんあります。
下の画像は、「SBI・バンガード・S&P500」という商品ですが、
買付手数料は無料ビンゴです。

必ず、ノーロード型を選びましょう。
参考:SBI証券
信託報酬はなるべく安いものを選ぶ
次に、信託報酬ですが、これは投資信託の運営費用のようなものです。
身近な例でいうと、アパートとかマンションに住んでいると、
家賃とは別に「管理費」とか「修繕積立金」とか取られますよね。あんな感じです。
こちらは、投資信託を運用するために必要なコストなので、
さすがに無料とはいきません。
先ほどの「SBI・バンガード・S&P500」の場合、
信託報酬は年率で0.0938%です。

つまり、この商品を10万円分持っているとしたら、
10万円×0.0938%=93.8円
年間で約93円が、信託報酬として保有している商品の残高からひかれます。
つまり、10万円ー93円=99,907円
この99,907円が、自分が保有している資産残高、ということになります。
10万円に対して、たった93円なら、スズメの涙のように思えますよね。
ですが、先ほどお話した通り、長い目で見ると長期コストの総額は大きいので、
極力安いものを選びましょう。
商品選びの際は絞り込み機能を活用する
商品選びの際は、絞りこみをすることをお勧めします。
下の画像はSBI証券の管理画面ですが、
左の赤枠の通り、買付手数料と信託報酬をフィルタリングできます。
買付手数料は「無料」、信託報酬は「一番安いもの」を指定しましょう!

まとめ
繰り返しになりますが、
長期の積立投資を行うのであれば、コストは必ず意識しましょう!
株式市場の動きなどは、自分の力ではどうしようもありませんが、
コストを安く抑えるというのは、自分自身でコントロールできる部分です。
20年後に、資産を最大化できるように、
小さなことにも意識を払い、コツコツ頑張っていきましょう!
それでは。
【つみたてNISAの概要から実際に商品を購入するまでの入門講座です】

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