なんと言っても夏はうなぎですよねぇ~
と思わずにはいられない、うなぎ好きの菅生です。
意外と知られていなかったりするのですが、
うなぎの蒲焼には関東風と関西風があることをご存じでしょうか?
本記事では、その違いについて解説したいと思います。
うなぎの蒲焼「関西風」と「関東風」の違いは
![菅生](https://iamshachiku.com/wp-content/uploads/2021/05/cropped-b21967e2c5d3f2ecb0a51783e67c40c6-1.jpg)
調理工程には文化の違いなども現れています。
細かい違いはいくつかあるのですが、
関東風・関西風でまた異なるうなぎの味は、
主に調理工程の違いにより生まれます。
関東風は蒸す
関東では、うなぎを素焼きをしてから蒸します。
蒸すことにより、身がふっくらとした仕上がりになります。
さらに、蒸すことで脂がしっかりと落ち、皮が箸で裂けるほど柔らかくなります。
鰻重のトロっとしてふわっとした食感は、蒸すことで楽しめるんですね!
![](https://iamshachiku.com/wp-content/uploads/2021/08/IMG_4890-1-1024x768.jpeg)
関西風は直火で焼く
対して関西では蒸さずに直火で焼きます。
関西ではうなぎを焼く時間が長いため、
長く焼くことで、パリッとした食感や、
お焦げとタレの抜群の相性を味わえるのが関西風です。
関東風のように蒸さない分、
脂分が多く、柔らかい焼き魚のような味と食感を楽しめます。
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関東風は背開き
関東風のうなぎのさばき方は背開きが基本です。
ルーツは諸説ありますが、一つの説として、
昔の関東は武士精神に基づき、腹開きは切腹を意味するものとして好まれなかったため、
背開きとなったというものがあります。
関西風は腹開き
対して関西風の場合には、腹開きが基本です。
こちらもルーツは諸説ありますが、
昔から商人の町として栄えてきた大阪で、
「腹を割って話す」という文化が、うなぎのさばき方に現れたと言われています。
関東風vs関西風!東京で味わえるお勧めのお店をご紹介
![菅生](https://iamshachiku.com/wp-content/uploads/2021/05/cropped-b21967e2c5d3f2ecb0a51783e67c40c6-1.jpg)
関東風も関西風も、どちらも都内で味わえます。
東京では当然、
関東風のうなぎを提供するお店が多いのですが、
関西風のうなぎを提供しているお店も存在します。
おすすめのお店をご紹介します。
【関東風】ミシュラン一つ星の名店「尾花」【南千住】
![](https://iamshachiku.com/wp-content/uploads/2021/08/IMG_4889-2-160x90.jpeg)
【関西風】都内では珍しい地焼きのお店「にょろ助 赤坂」【赤坂】
![](https://iamshachiku.com/wp-content/uploads/2021/08/IMG_4840-1-160x90.jpeg)
まとめ
- 関東風:背開き、蒸す、トロっとふわっとしたうなぎ
- 関西風:腹開き、蒸さずに直焼き、パリッとお焦げのうなぎ
関東風も関西風もうなぎは美味しいですが、
食べ比べるとその違いははっきりわかります。
ちなみに、菅生は関西風の方が好きです。
みなさまはどちらがお好みでしょうか。
それでは。
【お中元にもうなぎはぴったり】
【雰囲気も出すなら重箱】
【全然関係ないけど】
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