【買ってはいけない】エレコムの残念すぎるマウス~虚栄のエルゴノミクス~

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お役立ち通信

あ〜これ失敗だった

買い物して、そう思ったことはございませんか?

特に、ネットでの買い物は現物に触れずに買うことになるので、

実際に使ってみたら思ってたのと違った!っていう経験をした方も多いのではないかと思います。

私、菅生(すごう)は割と調べてからモノを買うタイプなので、

大きな失敗をすることは少ないのですが、

やはり実際に使ってみないとわからない点も多く、結果的に失敗してしまうことがあります。

今回はその失敗例の一つ、

ELECOMのエルゴノミクスマウスを紹介したいと思います。

先に感想を言ってしまうと、

これホントにエルゴノミクスマウスなの?

の一言に尽きます。

【買ってはいけない】エレコムの残念すぎるマウス~虚栄のエルゴノミクス~

前置きしておきたいのですが、

菅生はELECOM製品を愛用しています。

例えば左手用トラックボールマウスや、静音キーボードなど、

これまでELECOMさんにはとてもお世話になっています。

【左手用トラックボールの紹介記事はこちら】

その上で言わせていただきますが、

ELECOMのこのマウス、買ってはいけません。

これが買ってはいけない最悪なマウスだ!

エレコム マウス 有線 Mサイズ 5ボタン (戻る・進むボタン搭載) BlueLED 握りの極み ブラック M-XGM10UBBK

このマウスはエルゴノミクス(人間工学)に基づき設計されており、

パッケージには医師100名の98%が「勧めたい」と評価した握りやすいマウスと記載されています。

この表記だけ見るとなんだか凄そうですね。

また、有線無線の両方が製造されており、好みに合わせて購入できます。

本記事では有線タイプを紹介しております。

ボタンは全5ボタンあります。

  • 右クリック
  • 左クリック
  • 進むボタン
  • 戻るボタン
  • ホイール

普通のマウスと比べ、

進むボタン・戻るボタンが実装されているのは本来なら嬉しいところです。

ボタンは5つ

このマウスのデメリット(残念な点)

すでに買ってはいけないと述べている通り、

このマウスにはいくつかの残念な点があります。

それらをご紹介したいと思います。

暴発する右クリック

いきなりですが最大のデメリットです。

前述の通り、

このマウスはエルゴノミクス(人間工学)に基づき設計されています。

机の上に手を置いた際に、

天板と水平になるように手を置くよりも、

垂直になるように置いた方が腕が楽になるかと思います。

水平よりも・・・
垂直の方が腕が楽ではないですか?

そのような人間工学に基づいた設計のため、

このマウスを握ると、自然と手の角度が斜めになります。

マウスの形状に沿って手が斜めになる

ところがこのマウス、中指に強い違和感があります。

というのも、マウス自体は手の角度が斜めになるように設計されているのに、

左右ボタンは机と水平になるようにデザインされているのです。

机と水平になるようデザインされた左右ボタン。エルゴノミクスなのに・・・

普通、エルゴノミクスマウスというと、

手の角度を斜めにする為に、製品自体が斜めになっているというか、

完全に左右非対称の奇形のようなデザインになっていたりします。

例えば‎Elec Kingdomのエルゴノミクスマウスをご覧下さい。

完全に右側にひん曲がってます。
後ろから見たらもはや何だかわからない

このように、

手の角度を完全に斜めにする為にはデザイン自体がナナメっているはずなのです。

にもかかわらず、

ELECOMの本製品はデザインを重視したのか、ぱっと見では左右対称に見える作り。

右手全体が斜めに向こうとしているところ、

中指だけが不自然に浮き上がる形になります。

持ってみるとわかるのですが、これ、ほんとに不自然な体制です。

当然、中指は自然な位置に戻ろうとする為、

無意識のうちに下向きに力が働きます。

その結果、右クリックが暴発。

その度に作業が途切れるため強いストレスになります。

先ほど、医師の98%が勧めたい〜のくだりがありましたが、

おそらく医師は医学的な視点から評価しており、実際の操作性などは度外視しているように思えます。

ただ、医師でも無く医学的な知見も無い菅生が言うのもなんですが、

中指が不自然な位置にくる時点で、本当にこれお勧めなの?と問いたいです。

ちなみに、エルゴノミクスマウスを使った際の自然な手の様子は以下のような感じです。

例として、Elec Kingdomのマウスを握ってみます。

もはや芸術的なナナメっぷり

完全に斜めですね。

これだと、とても楽です。

左右ボタンが敏感すぎる

先程の右クリック暴発を引き起こす要因にもなるのですが、

このマウスは左右ボタンが非常に敏感です。

本当に軽く触れただけでも反応し、

思わぬところでクリックしてしまうというのは日常茶飯事です。

進む・戻るボタンが使いにくい

これは慣れや好みの問題かもしれませんが、

せっかく実装されている進む・戻るボタンが結構使いづらいです。

というのも、進む・戻るボタンは親指で押すよう設計されているのですが、

その配置がまた微妙な場所になっています。

ボタンを押す為には親指を上に向かって動かす必要があり、

これまた手の形が不自然になります。

親指を挙げた拍子に右クリック暴発なんて日常茶飯事

ちなみにまたElec Kingdomと比較しますと、

こちらは進む・戻るボタンが親指を下に動かす位置に設置されています。

体の構造上、下に下げる方がラクかと思います。

実際に親指を動かしていただければわかると思うのですが、

親指は上よりも下に動かすほうが楽です。

そのため、便利なはずの進む・戻るボタンの存在が、

かえって親指に負担をかけるという残念な作りになっています。

カスタムボタンは無い

前述の通り、

このマウスは5ボタンが搭載されています。

しかし、残念なことにカスタムボタンはありません。

そのため、社外製のマウスによくある基本5種+自分の好みの機能のような使い方はできません。

まあまあ高い

最後に、このマウスそこそこ高いです。

シンプルな5ボタン搭載でしかも有線、

なのに1,600円前後します。

エルゴノミクスデザインであるため、

普通のマウスより高くなってしまうのは仕方ないのかもしれませんが、

正直、上に挙げたデメリットを抱えて1600円払う価値はありません。

このマウスのメリット(良い点)

デメリットを挙げてきましたが、

では良い点はないのかというと、無くはありません。

まぁメリットとも言い切れない部分も多いのですが・・・

併せて紹介しておきます。

普通のマウスよりは持ちやすい

エルゴノミクスデザインなので、

普通のマウスよりも手首の負担は少なく済みます。

ただ、やはり中指には違和感があるので、

エルゴノミクスマウスが欲しいのなら他の製品がいいかと思います。

【たとえばElec Kingdomのエルゴノミクスマウス】

有線無線どちらもある

本記事では有線タイプをご紹介しておりますが、

ワイヤレスタイプも存在します。

有線と無線のどちらが良いかは好みですが、

選択できるというのは一つのメリットと言って良いのではないでしょうか。

ELECOMのマウスアシスタントでボタンの割り当て変更は可能

先ほどデメリットとしてカスタムボタンが無い点を挙げましたが、

マウスアシスタントというツールを使えば、ボタンの割り当てを変更することはできます。

マウスアシスタント画面※本製品ではなく左手用トラックボールの設定中の画面です

ただ、左右クリック、ホイール、進む・戻るボタンという基本機能ともいえる5つが最初から搭載されており、

これを変更する余地はあまりないのでは・・・という気もしてしまいますが。

進む・戻るボタンあたりは他の機能を割り当てて使っても良いのかもしれません。

結論:コレを買うくらいなら普通のマウスを買おう

ここまでご説明申し上げました通り、

本製品はエルゴノミクス風のデザインの割には、

返って手に負担がかかることがあったり、

そもそも使っていてストレスだったりするケースが頻発します。

挙句の果てに、そこそこの値段がします。

どうせエルゴノミクスの恩恵を受けられないのですから、

これを買うくらいなら普通のマウスでいいと思います。

もしくは、エルゴノミクスマウスとして及第点かつ、

本製品よりも安いElec Kingdomがおすすめです。

もちろん、怖いもの見たさ感覚で本製品を買ってみるのもアリです。

医師と違いおすすめはしませんが!

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